1980年代に入ると状況は一転します。グッチ家内の紛争をきっかけに、破産寸前まで経営状態が悪化します。
失墜したかに思われたグッチ・ブランドに再び光が差し込んだのは、1989年ドーン・メローがクリエイティブ・ディレクターに、さらにドメニコ・デ・ソーレがグッチ・グループの社長に就任したことにより、新たな経営陣による再建が始まりました。
さらに1994年にはトム・フォードが、クリエイティブ・ディレクターに就任。1995年のミラノコレクションでは、シルクのシャツやベルベットパンツなど、グッチの絶頂期(70年代)を思い起こさせる、シックでエレガントなウェアを発表します。このコレクションで大成功を収めたトム・フォードの新生グッチは、世界中のセレブの心を引き戻します。マドンナやグウィネス・パルトロウなどハリウッドスターからの依頼が殺到し、世界のトップブランドとしての地位を再び獲得しました。
2003年にはドメニコ・デ・ソーレ、トム・フォードともにグッチを去り、現在はフリーダ・ジャンニーニがクリエイティブディレクターとして活躍しています。 |